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【体験談あり】循環器内科の医師転職!転職成功のポイントは?

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循環器内科の医師の転職事情は?

循環器内科の求人は他の診療科目と比較しても、増加傾向にあります。日本の三大死因である心疾患、食生活の欧米化による生活習慣病の増加に伴い、ニーズが高まり求人が増加しているというわけです。専門性を求められる急性期病院をはじめ、一般病院、クリニック、循環器センターなど、多彩な医療機関で募集があり、求人のバリューションは豊かだと言えます。他方、循環器内科は心臓カルーテルなどの専属医の募集はほとんどなく、一般内科・循環器内科を合わせた職務内容がほとんどです。もちろん、急性期病院や循環器センターなどの求人では高い専門性を求められていることもありますが、循環器疾患のみ対応するのではなく内科の医師としてオールマイティなスキルが求められる求人が多いと言えます。

【循環器内科の医師数から見る転職事情】
基本的に現役の医師数が多いほど、求人が多い傾向にあります。では循環器内科の医師数はというと、22,735人(うち病院勤務:12,462、診療所勤務:10,273人)となっており、他内科科目のうち総合内科、消化器内科に次ぐ医師数となっています。(厚生労働省「医師・歯科医師・薬剤師統計の概況」 p.11参照)基本的に内科の医師のニーズは高いですが、循環器内科の医師も例に漏れません。また、病院勤務と診療所勤務はほぼ半々で、様々な医療機関で勤務されていることが推測されます。

【循環器内科の求人状況】
厚生労働省が2020年3月に発表した一般職業紹介状況によると、医師全体の有効求人倍率は3.34倍で、非常に高い数値を記録しています。加えて、厚生労働省の『病院等における必要医師数の実態調査の概要』p.9によれば、循環器内科の必要求人医師数は1.12倍で、医師全体の必要求人医師数が1.11倍であるのと比較すると、大差はありません。つまり、循環器内科の医師の不足は医師全体のそれと大差がなく、循環器内科の医師のみの求人倍率も高いと予測されるわけです。

具体的な循環器内科医の求人や年収事情は?

まずは循環器内科の医師の求人がどの程度出ているのか、医師特化の大手転職サイトを参照し、見ていきましょう。

■リクルートドクターズキャリア


循環器内科医の求人数:593件(うち一般病院など563件、クリニックなど30件)

■エムスリーキャリア


循環器内科医の求人数:4,026件(うち一般病院など3,124件、クリニックなど902件)

■マイナビドクター

循環器内科医の求人数:1279件(うち一般病院881件、クリニックなど398件)

転職サイトによって求人数は異なりますが、いずれのサイトでも500件以上の求人が掲載されています。また、一般病院からクリニックまで、多彩な医療機関で循環器内科の医師が募集されており、高いニーズがあるというわけです。

【具体的な求人内容、特徴】
循環器内科の医師の求人は以下の内容、特徴が頻繁に見られます。

・時短勤務・週3、4日勤務可、当直・オンコールなし
・心臓カテーテルの職務あり
・高年収求人、年収2000万円以上の求人も

まず、時短や週3、4日勤務が可能な求人が多数見られます。また、当直やオンコールなし、もしくは少ない案件もあり、柔軟な働き方に対応した求人が多いのです。そのため、プライベートを充実させたい、残業を少なくしたいなどの理由で転職する人も希望にマッチする求人が多いと言えます。加えて、心臓カテーテルの職務がある求人も多数あります。循環器内科で心臓カテーテルは専門性を高めるためにも従事したい職務の一つです。一般内科として外来・病棟管理のみが職務内容の求人もある一方で、心臓カテーテルの職務ありの求人も多いです。

そして、年収2000万円以上の求人も多数掲載されており、転職による大幅な年収アップも期待できます。年収アップを目指し転職する人には魅力的な求人が多いのも、循環器内科の求人特徴の一つだと言えます。

循環器内科の医師の年収事情
循環器内科の医師の平均年収は1276.2万円(呼吸器科・消化器科含む)で、76.6%は年収1000万円以上となっています。(『勤務医の就労実態と意識に関する調査』p.30を参照)他方、転職サイトで掲載されている求人の提示年収は約95%が1000万円以上、約80%以上が1500万円以上、約30%が2000万円以上です。つまり、求人の提示年収は平均年収より高水準であり、転職することで年収アップしやすい状況にあると言えます。

循環器内科の求人でチェックすべきポイントは?

循環器内科の求人は勤務先によってチェックすべきポイントが異なります。そこで、総合病院・循環器センター、一般病院、クリニックそれぞれの求人のチェックすべきポイントを解説します。

【総合病院・循環器センター】
総合病院・循環器センターの場合は、急性期医療の前線で勤務することになります。そのため、循環器内科医としての専門性が問われ、夜間の呼び出しや当直が多いケースがあります。そこで、求人では夜間の呼び出しや当直の有無、診療体制、患者数・患者層をチェックしてください。特に夜間の呼び出しや当直は業務負担を左右するので必ずチェックし、求人でチェック出来ない場合は面接で確認するのがおすすめです。

【一般病院】
一般病院の場合、循環器内科の専門性よりも内科医としてのオールマイティなスキル・経験が求められます。そのため、循環器内科の患者だけではなく、一般内科の患者も受け持つことになります。もし、一般病院を希望するなら一般内科と循環器内科の患者の比率、心臓カテーテル検査・治験が業務に含まれるかを求人でチェックしましょう。患者層により一般内科と循環器内科の業務比率も変わるので、要チェックです。

【クリニック】
在宅診療や健診を行なっているクリニックでは、循環器内科の医師のニーズが高いです。他方、クリニックの患者は主に高血圧・生活習慣病を患っている高齢患者が多いです。そこで、クリニックを希望する場合は、在宅医療・健診業務はあるか、外来患者数・患者層、職務に検査はあるのかを求人でチェックしてください。特に在宅医療・健診業務やカテーテル検査がある場合は循環器内科の専門性を生かせるとともに、採用されるチャンスも広がるので、要チェックです。

循環器内科医の転職体験談

ここまで、循環器内科の医師の転職事情、求人内容などを解説してきました。では、最後に循環器内科の医師の転職体験談をご紹介します。総合病院、一般病院、クリニックそれぞれの施設に転職された人の体験談をご紹介するので、ロールモデルを探して転職活動の参考にしてください。

■キャリアアップを目指して!総合病院へ(39歳、女性)
前職は一般病院にて、外来・病棟管理を担当し、年収1500万円、週5日+当直1回で勤務していました。循環器専門医を取得していますが、総合内科の外来患者が多く、専門性を生かせずにいました。そこから、循環器内科医としてキャリアアップしたいと考え転職を考えました。

まず、心臓カテーテル治療を担当すること、年収を大幅に上げることがキャリアアップの一歩だと考え、これらを希望して転職活動を進めました。そして、友人に勧められた転職エージェントに登録し、総合病院の求人を数件ご紹介していただきました。なかでもコンサルタントさんに勧められた、女性医師が多く、女性のキャリアに理解のある医院長である病院求人に目を引き、応募することに決めました。そこで採用をいただきましたが、面接でスキルアップ、年収アップについてお話ししたところ、希望を理解していただき、サポートしたいとお話いただけたので転職することを決めました。そして、今では心臓カテーテル治療を担当させていただき、年収も300万円アップ、希望通りの転職だったと感じています。

■キャリアを見直し!一般病院へ(43歳、男性)
前職は総合病院にて、外来・病棟管理、心臓カテーテルを担当、年収1800万円、週5日勤務+当直2回で勤務していました。循環器内科医として専門性を身につけることができていると思っていましたが、医師同士の連携が悪くチーム医療ができているとは思えず、人間関係も悪かったので転職することを決めました。

前職の総合病院は大規模病院で、出世競争も激しく、人間関係も良くなかったので、規模の小さい病院でチーム医療が実現できるようにキャリアを積みたいと考え、転職エージェントに相談しました。そこで、医療体制で評価が高く、地域医療に貢献性の高い病院があると、一般病院を2件ご紹介していただき、面接にお伺いしました。そのうち一件、理念や医療体制が非常に魅力的で転職を決めました。総合内科と半々の業務内容であることに少し迷いましたが、それ以上に医師全員で医療に向かう病院であることに惹かれました。年収は100万円アップ、勤務条件は変化なく現職に就きましたが、自分一人では限界であることも、同僚や先輩にサポートをいただけるので非常にいい職場だと満足しています。

■家庭の時間を取りたい!クリニックへ(37歳、男性)
私は大学医局に属し、医局のローテーションで各病院に勤務していました。外来、病棟管理、カテーテル治療を担当し、年収は1500万円、週5日+当直4〜5回での勤務でした。専門医を取得して以降、循環器内科の専門医として仕事をしてきましたが、週5日の勤務、当直の多さで家庭の時間を取れていなかったため、転職することを決めました。

転職の希望条件は家庭の時間が取れ、給与水準が下がらないことでした。まずは通勤時間、仕事終わりの時間を活用し、求人を探していましたが、納得いく求人が見つからず、転職エージェントを利用することにしました。そこで、「当直がなく、年収を維持したいなら、クリニックはどうか?」とクリニックの求人を勧められました。これまでのキャリアとは違いますが、一度チャレンジしてみようと考え、クリニックの面接を受け、採用をいただいた現職に転職を決めました。当直がなく、家庭の時間が十分に取れ、年収も200万円アップしました。そして、外来だけでなく、在宅医療も担当していますが、新しい領域にチャレンジすることができ、とても満足しています。

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