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呼吸器内科の医師転職!成功のコツは?<※転職体験談あり>

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呼吸器内科の医師転職事情は?

呼吸器内科の求人は他診療科目より比較的多い傾向にあります。また、総合病院、一般病院、クリニック、老健施設など多彩な医療機関で呼吸器内科の医師の募集が出されており、ニーズは高いと言えます。日本人の死亡要因の1位はがんで、その中でも肺がんが最も高い割合を占めています。また、内科にかかる患者の主訴の1位は咳です。つまり、現在の日本で最もニーズのあるのが呼吸器内科の医師であると言っても過言ではないというわけです。

【呼吸器内科の医師総数から見る転職事情】
厚生労働省の『医師・歯科医師・薬剤師統計の概況』p.11によると、呼吸器内科の医師数は13,692人(うち病院は7,128人、診療所は6,564人)となっています。ちなみに、肺がんの患者数は厚生労働省の発表によると、約15万人なので、呼吸器内科の医師がどれほど不足しており、ニーズがあるかは容易に推測できます。他方、病院と診療所の医師数はそれぞれほぼ半数で、幅広い医療機関に勤務されていることが反映されているのがわかります。施設ごとに勤務する医師数と施設別の求人割合は比例するため、呼吸器内科の求人はいずれかの施設に集中することなく、どの施設でもニーズが高い言えます。

【呼吸器内科の求人状況】
厚生労働省が2020年3月に発表した一般職業紹介状況によると、医師全体の有効求人倍率は3.34倍で、非常に高い数値を記録しています。加えて、厚生労働省の『病院等における必要医師数の実態調査の概要』p.9によれば、呼吸器内科の必要求人医師数は1.14倍で、医師全体の必要求人医師数が1.11倍であるのと比較すると、やや高い数値であることがわかります。これらのデータから医師が全体的に不足していること、そしてその医師全体の不足より呼吸器内科の医師不足は深刻であることが予測されます。そのため、呼吸器内科の医師の転職市場は活発で、転職しやすい状況であると言えます。

具体的な呼吸器内科医の求人や年収事情は?

まず、医師特化の転職サイトで呼吸器内科の求人が何件掲載されているのかご紹介します。呼吸器内科医の求人数は転職サイトそれぞれで以下のとおりです。

■リクルートドクターズキャリア


呼吸器内科の求人数:502件(うち一般病院など491件、クリニックなど11件)

■エムスリーキャリア


呼吸器内科の求人数:4,027件(うち一般病院3,214件、クリニックなど903件)

■マイナビドクター

呼吸器内科の求人数:1,097件(うち一般病院761件、クリニックなど336件)

転職サイトによって差はあるものの、いずれの転職サイトも500件以上と、多数の求人を掲載しているのがわかります。また、一般病院やクリニックなど、幅広い医療機関で呼吸器内科はニーズがあるのが把握できます。

【具体的な呼吸器内科の医師の求人内容、特徴】
呼吸器内科の医師の求人は主に以下の内容、特徴がよく見られます。

・通勤がしやすい
・週3、4日勤務、時短可
・当直・オンコールなし、もしくは少ない

まず、呼吸器内科の求人はクリニックや中・大病院の求人割合が比較的高いため、駅近な施設が多く通勤がしやすい施設の求人が多いです。地方もマイカー通勤可の求人がほとんどなので、自宅から遠すぎなければ通勤は楽にできるようです。

また、週3、4日勤務、時短勤務が可能な求人も多いです。近年、医師不足を背景に医師の働き方改革が急ピッチに進んでおり、求人にもそれが反映されていると言えます。そのため、呼吸器内科の医師は多忙で業務負担が大きいケースが多いですが、転職で自分に合った働き方を叶えられる可能性は高いでしょう。そして、当直・オンコールなし、もしくは少ない求人も多く、外来・病棟管理に専念できるよう配慮してくれる施設が多いです。クリニックはもちろん、病院も医師の負担を少しでも減らそうと、当直・オンコールの数については相談に乗ってくれます。

【呼吸器内科の医師の年収事情】
呼吸器内科(消化器科・循環器科含む)の医師の平均年収は1267.2万円で、医師全体の平均である1261.1万円と大差はありません。(『勤務医の就労実態と意識に関する調査』p.30を参照)また、転職サイトの求人の提示年収は約95%が1000万円以上、約80%が1500万円以上、約35%が2000万円以上と、平均年収より高い水準であるのがわかります。転職で年収を500万円以上アップさせたという事例も多いため、平均年収を参考にご自身の今の年収が妥当であるか、転職でどれくらい年収アップさせたいかを考え、求人を見るようにしましょう。もし妥当な希望年収がわからない場合は転職エージェントに相談するのもおすすめです。

呼吸器内科の求人でチェックすべきポイントは?

呼吸器内科の求人でチェックすべきポイントは医療機関ごとに異なります。そこで、総合病院、一般病院・療養病院、クリニック、老健施設それぞれでチェックすべきポイントをご紹介します。

【総合病院】
総合病院の求人は呼吸器内科でも、より専門性を求められる傾向が強いです。そのため、求人では腫瘍や感染症、アレルギーなど、いずれの疾患の専門性を求められるのかチェックしましょう。また、呼吸器内科は他の診療科目と連携を取るケースや呼吸器外科と合わせて呼吸器科として診療を行うケースも多くあります。なので、その病院の医療体制や方針、連携が取れているのかなども求人でチェックしてください。

【一般病院・療養病院】
一般病院・療養病院では内科全般の医師として、幅広いスキルを求められることが多いです。オールマイティに業務を進める必要があり、呼吸器患者のみ対応するわけではありません。そのため、患者層、患者数、疾患別割合などを求人でチェックしましょう。そして、一般病院・療養病院は生き残りをかけて経営を行っているケースも多々あります。そこで、病院の特徴や優位性についても求人でチェックし、自分のキャリアプランや経験・スキルなどとマッチするか検討しましょう。

【クリニック】
クリニックは当直なし、立地がいいことなどで人気が非常に高いです。そして、クリニックは病院とは違い、人間関係が密になり、医院長の医療方針・理念が浸透しやすい環境にあります。そのため、クリニックの求人では医療方針・理念、医師数や雰囲気などをチェックしましょう。

【老健施設】
老健施設で診療は行いませんが、医師として専門的なアドバイスや指導、判断が求められます。また、老健施設は病院やクリニックとは職務内容が大きく異なります。そのため、老健施設の求人では、職務内容や求められる経験・スキルなどをチェックしてください。特に、経験・スキル、キャリアビジョンと職務内容がミスマッチすると、スキルを十分に発揮できないので、面接の前にミスマッチがないかしっかり確認するのがおすすめです。

呼吸器内科医の転職体験談

ここまで呼吸器内科の医師の転職事情や求人内容、年収事情などをご紹介してきました。では最後に呼吸器内科における転職体験談を3ケースご紹介します。総合病院、一般病院、クリニックへ転職した人の体験談をそれぞれご紹介するので、ロールモデルとして参考にしてください。

専門性を活かしたい!総合病院へ(男性、42歳)
前職では一般病院の呼吸器内科で外来、病棟管理に従事、年収1600万円、週4.5日で勤務していました。転職しようと思ったきっかけは人間関係の悪さでした。派閥争いが激しく、派閥が違うとコミュニケーションもまともにできないような状態で非常にストレスを抱えていました。そのため、人間関係が良好な職場、勤務条件が同等以上であることを希望条件に転職に踏み切りました。

まずは転職エージェントに相談をし、希望に合う求人を探してもらいました。ただ、コンサルタントさんに「経験・スキルをもっと生かした転職にしてはどうか?」とアドバイスをいただき、職場環境だけではなく自分のキャリアも大事だと感じ、よりスキルアップ、専門性をつけられる職場を探すようにしました。そして、総合病院の求人をご紹介していただき、転職先を決めました。今の職場は人間関係が良好なのはもちろん、年収は1700万円になり、呼吸器疾患の患者の外来を業務のメインにしているため、よりスキルアップができると感じています。

家庭との両立を目指して!一般病院へ(女性、35歳)
前職では医局派遣にて呼吸器内科+総合内科の外来・病棟管理を担当、年収1000万円、週5日で勤務していました。ただ、2年おきに派遣先が変わり、落ち着いて仕事ができないだけでなく、呼吸器内科を専門とする先生が少ない病院に派遣されるため、残業も多く家庭の時間が取れず、転職を決意しました。

自分で求人を探すとともに、転職エージェントに登録しました。初めての転職でわからないことだらけでしたが、担当のコンサルタントさんが1からアドバイスしてくれたので、非常に安心して転職活動に臨めるようになりました。そして、ワークライフバランスが取れる、家庭の時間がしっかり取れる一般病院の求人を何件かご紹介していただき、採用をいただいた1件に転職を決めました。年収は1200万円まで上がったうえに、週4日の勤務、残業は前職と比較すると非常に少なく、家庭の時間を十分にとることができています。呼吸器内科だけでなく、総合内科の業務も担当していますが、家庭の時間も取りたいという私の希望を職場の同僚は快く受けてくれているので、本当に助かっています。

地域医療に貢献したい!クリニックへ(男性、44歳)
前職では一般病院で呼吸器内科+総合内科の外来・病棟管理を担当し、年収1500万円、週4.5日で勤務していました。前職では幅広い患者さんを診ることができ、仕事には満足していましたが、地域医療に貢献できているという意識はありませんでした。小さな街で育ったこともあり、どうしても「地域医療への貢献」という気持ちが収まらず転職を決意しました。

まずは、転職エージェントに登録し、より患者さんに近い医療がしたいと相談したところ、「地域医療や地域の医療機関との連携に力をいれているクリニックがあるがどうか」と提案をいただき、そのクリニックの面接を受けることに決めました。医院長は非常にフランクで、医療に対する姿勢、考え方にも魅力を感じ、入職することに決めました。今までとは違い、患者層が子ども、高齢者の二極に分かれていますが、呼吸器内科医としてのキャリア、総合内科の仕事経験を生かせていると感じています。年収が100万円上がったこと、そして地域の医療機関との連携がスムーズなことにも非常に満足しています。

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