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【体験談あり】内科の医師転職!失敗しない転職のコツは?

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内科の医師転職事情は?

内科の求人は他の診療科目より多い傾向にあります。総合病院、一般病院、クリニックなど問わず幅広い医療機関でニーズがあり、多数の選択肢があると言えます。患者数、現役医師数が最も多い科目なので、頻繁に募集されており、新規求人数が多いです。また、都市圏・地方問わず求人が出ており、いずれの地域で転職活動をするにも求人が見つけやすい状況です。もちろん、施設数の関係から求人は都市圏にやや偏っていますが、地方にもニーズがあるので、いずれの地域で転職活動をするにも希望の求人に出会える可能性が高いと言えます。

内科の医師数、施設数から見る転職事情
厚生労働省の『医師・歯科医師・薬剤師統計の概況』p.11によると、内科の医師数は60,403人(病院21,520人、診療所38,883人)であり、全診療科目の中で最多の医師数となっています。また、厚労省の『医療施設調査』p.13によると、内科を設置している一般病院数は7,089で、調査対象7714の全病院のうち91.9%が内科があることが明らかになっています。つまり、ほとんどの一般病院が内科を設置しているわけです。

一般的な転職市場ではその業界・業種に従事する人が多ければ、転職市場も活発になる傾向にあります。この一般的な転職市場の特徴は内科の医師の転職市場にも当てはまります。そして、施設数の多さ、内科の設置の多さも相まって、内科の転職市場は活発だと言えます。他の診療科目と比較しても、バリュエーション豊かな求人から、より希望にマッチした求人を見つけられる可能性が高いです。

内科の求人状況
厚生労働省の2020年2月発表「一般職業紹介状況」によると、医師の有効求人倍率は3.41倍と、全業種平均の1.45倍を大きく上回り、非常に高い数値を記録しています。また、厚生労働省の『病院等における必要医師数の実態調査の概要』p.8では、内科の必要求人医師数1.12倍と、医師全体の必要求人数が1.11倍であることと比べると差はほとんどなく、医師全体と内科で有効求人倍率に差がないことが推測されます。求人状況を見ても、内科の医師は非常に転職しやすい状況だと言えます。

具体的な内科医の求人や年収事情は?

内科の求人はバリュエーションが豊かな一方、ニーズや求められるスキルも多岐にわたり、そのスキルにより年収も変わります。他方、働き方改革を推進している医療機関が多く、労働条件が良い求人が多くあります。では具体的に内科にはどのような求人があるのか、医師特化の大手転職サイトを参照しながらご紹介します。

求人数と具体的な求人内容
まず、医師特化の大手転職サイトにおける内科の求人数を見ていきましょう。

リクルートドクターズキャリア


内科医の求人数:2,003件

 

エムスリーキャリア


内科医の求人数:3,371件

マイナビドクター

内科医の公開求人数:2,463件

いずれの転職サイトも2000件以上の求人を掲載しており、一般病院の求人割合は全体平均で約40%となっています。他診療科目の求人数と比較しても、内科の求人数が最も多いことが見て取れます。また、それぞれの転職サイトで見られる内科の求人内容、特徴は以下のとおりです。

・一般病院に限らず、精神科病院、クリニック、老健施設、健診機関など施設のバリュエーションが豊か
・仕事内容が多岐にわたる
・地方求人が豊富
・当直やオンコールなし、週4日勤務、時短勤務可の求人が多数

まず、内科の医師を募集している施設は多岐に渡ります。後ほど勤務先別での特徴はご紹介しますが、これまでの経験や培ってきたスキル、そして今後のキャリアビジョンを見据えて、転職先を決めることができます。そうした状況により、仕事内容も多岐に渡ります。外来・病棟管理や検査・健診、救急応対、往診など施設によって仕事内容が変わります。業務の幅が広く、役割が多岐に渡るのが内科の求人特徴で、多彩な業務に携わってくれる医師を募集している施設が多いです。

また、他の診療科目では地方求人が少ないものの、内科の求人は地方も豊富です。地域密着型の病院やクリニックでは内科の設置率が非常に高く、それに伴い継続して募集しているというわけです。そして、勤務条件のバリュエーションが豊かで、当直なし・オンコールなし、週4日勤務、時短勤務可の求人が多いのも内科の求人の特徴です。女性医師が約20%ということもあり、家庭と両立できるような求人も多く、柔軟な働き方が実現できます。医療業界全体での働き方改革の推進、慢性的な医師不足が勤務条件の良好さを引き出しているようようです。

内科の平均年収と提示年収
内科の医師の平均年収は1247.4万円で、1000万円以上の割合は68.5%以上となっています。(『勤務医の就労実態と意識に関する調査』p.30を参照)また、求人の提示年収は1000万円以上が約9.5割、1500万円以上が7〜8割と、転職サイトによって幅はあるのものの、高い割合で平均年収を上回っていることがわかります。施設別で見ても、一般病院やその他クリニックなどで提示年収に差はほとんどなく、年収によって希望する施設を変える必要はないことがうかがえます。そして、上記より転職による年収アップは比較的容易だと言えます。

内科の求人でチェックすべきポイントは?勤務先ごとの特徴は?

内科の求人でチェックすべきポイントは勤務先ごとに異なります。そこで、求人割合の高い一般病院、クリニック、介護老人保健施設をピックアップし、勤務先ごとの特徴と併せてご紹介します。

一般病院の場合
一般病院では、内科の医師に求めらることが多岐にわたります。例えば、外来、病棟管理、検査・健診、救急応対、往診、当直などで複数の業務に従事することが多いです。ただ、これまで一般病院で勤務されてきた人にとってはスキルマッチしやすいので、経験領域であるか、チャレンジしたい業務内容か、求人でチェックすると良いでしょう。一般病院での最大の特徴は、大きな組織であることです。病院の方針や院長の考え方、内科の立ち位置などが病院ごとに異なり、働き方も異なります。そのため、一般病院に転職を考えているなら、病院の方針・理念や求められることが自分のこれまでのキャリア、やりたいこととマッチしているか、求人からチェックするのがおすすめです。

クリニックの場合
勤務地が良く、当直がないことでクリニックは内科の医師から人気です。ただ、外来数や診療報酬がそのまま収益として上がるため、サービス業として患者の満足度や売上にコミットする感覚が必要になります。また、クリニックは医師数が少ないため、院長の方針や理念がそのまま浸透していることが多く、加えて人間関係が密になりやすいです。そのため、求人で院長の医療に対する考え、医師数、クリニックの雰囲気などをチェックするのが良いでしょう。

介護老人保健施設の場合
老健施設では入所者の健康を管理する上で、医師として適切な判断やアドバイスが求められます。また、スタッフのマネジメントを求められることも多くあります。そのため、医師の専門性は求められるものの、コミュニケーション能力やマネジメントスキルを重視されることが多いです。そこで、求人では地域の病院や診療所との連携があるのか、スタッフ・施設の雰囲気、求められるスキルについてチェックしておくのが良いでしょう。また、キャリアアップとして老健施設を目指したい人はその施設の将来の展望や地域での役割などをチェックしておき、どうキャリアを築けるか考えておくのがおすすめです。

内科医の転職体験談

最後に内科の医師の転職体験談をご紹介します。一般病院、クリニック、介護老人保健施設に転職した内科医の転職体験談をそれぞれご紹介するので、ロールモデルとして是非参考にしてください。

体験談その1:職場環境を変えたい、一般病院へ転職(男性、37歳)
前職は大学病院で外来の業務に従事し、週5日、年収1350万円で勤務していました。内科の医師数が不足しており、勤務時間が長く、月に半分は終電帰りということもありました。また、他の診療科目との連携が悪く、チームで患者の応対ができているとは到底思えず、転職を考えました。そのため、まず希望に掲げたのが、「残業が少なくオンコールなし」「外来に専念できる環境」「チーム医療が行える職場」「年収アップ」でした。しかし一人で求人を探しても、希望にマッチする求人はなく、転職エージェントに相談することにしました。そこで、「譲れる条件、譲れない条件」で整理をし、オンコールなしとチーム医療、年収アップに焦点を絞り、求人を紹介していただきました。そして、3カ所の一般病院を受け、最もチーム医療の体制が整っている今の職場に転職を決めました。

年収は1500万円、外来・病棟管理、週4日勤務、オンコールなしで働いており、チームワーク力・マネジメント力のある院長のもと、やりたいチーム医療を叶えられています。条件はもちろん、自分のやりたいことを叶えられた転職だと思い、非常に満足しています。

体験談その2:働き方を改善したい、クリニックへ転職(女性、41歳)
前職では一般病院で外来に従事、年収1300万円、週5日で勤務していました。当直やオンコールもあり、業務量が多く、子どもが小学生に上がるタイミングで自分の働き方を見直すべきだと思い、転職を決意しました。まず、転職エージェントに相談し、時短・週4日勤務、オンコール・当直なしの勤務ができる施設を探していただきました。そうなると、クリニックがベストだとアドバイスをいただき、クリニック中心で条件に合う求人に絞りました。そこで3件のクリニックを検討することになり、それぞれ面接にお伺いしました。

コンサルタントさんから上手くご推薦いただいたこともあり、2つのクリニックから採用をいただいたのですが、うち1件の内科クリニックは子どもが2人いる医院長ということもあり、柔軟な働き方に理解を示してくれ、この職場に決めました。年収は1000万円と300万円下がりましたが、希望する働き方を実現できています。ややわがままな条件だと思いましたが、諦めず求人を探すことで見つかるのだなと感じ、非常に良かったと思っています。

体験談その3:医師キャリアの集大成、介護老人保健施設へ転職(男性、56歳)
これまでクリニックで外来の業務に従事し、年収1500万円、週5日で勤務していました。ただ、医師が不足していることもあり、同法人の別クリニックの外来や在宅業務も頼まれるようになり、業務負担が大きく転職を考えました。年齢を考慮し業務負担が軽いことを希望しましたが、これまでに経験したことのない領域にもチャレンジしたいと考えていました。そこで、介護老人保健施設の施設長を目指すことに決めましたが、これまでの経験を十分に活かせない可能性もあると考え、転職エージェントのコンサルタントに相談しました。

そして、老健でも病院併設であれば、求人によっては外来や麻酔業務なども行うことができるとのことで、2件求人の紹介をいただきました。そのうち1件にこれまでの経験を評価していただき、理念や医療体制に共感した施設に転職を決めました。老健の施設管理にとどまらず、併設している病院で外来や麻酔業務にも従事しており、今までのキャリアを活かしつつ、新しいことにもチャレンジできています。欲張りな希望でしたが、最後まで付き合っていただいたコンサルタントさんに感謝です。

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