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【体験談あり】小児科の医師転職!失敗しない転職のコツとは?

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小児科の医師転職事情は?

小児科医不足は近年、医療現場での課題となっています。少子化によって子どもの数が減り、小児科医の需要が減少したと論じられることもありますが、それは誤りです。少子化が進むにつれ、少ない子どもを大切に育てるという傾向が強く、小児科専門医を選ぶ親が増えており、現代の日本社会において小児科医の需要は増加しています。厚生労働省の『平成 30(2018)年 医師・歯科医師・薬剤師統計の概況』p.10によると、需要の高まりにより小児科医数はここ20年で約3500人増加していることが明らかになっています。

小児科医の求人倍率
上記のとおり不足傾向にある小児科医ですが、求人倍率も非常に高いです。厚生労働省が2020年2月に発表した一般職業紹介状況によると、医師全体の有効求人倍率は3.41倍で、非常に高い数値を記録しています。加えて、厚生労働省の『病院等における必要医師数の実態調査の概要』p.9によると、小児科医の必要求人医師数は1.11倍と、医師全体の数値と変わりがないことが明らかになっています。これら2つのデータから、医師不足が深刻で求人倍率が非常に高いこと、そして小児科医に限っても医師全体の求人倍率と遜色ないことがわかります。つまり、小児科医は1人に対し3求人あり、転職しやすい状況にあるというわけです。

具体的な小児科医の求人や年収事情は?

医師の転職理由で常に挙がるのが、「年収アップ」「出産・育児」「キャリアアップ、転科」「人間関係」などです。では、実際小児科医で転職する際、どのような求人があるのか、また小児科の年収はどれくらいなのか、公的データを参照しながら解説します。

小児科医の求人特徴
小児科医の求人は救急対応している総合病院が多く、国公立・民間病院問わず募集しています。対してクリニックなど小規模院の求人もあるものの、総合病院の求人より少なく、提示年収もやや低い傾向にあります。もし年収アップを考えるなら、求人数が多く、比較的年収の高い総合病院を選択肢に入れるのがおすすめだと言えます。ただ、キャリアアップを考え、小規模クリニックで小児科の専門医として仕事がしたいという人は、クリニック求人も併せてチェックするのが良いでしょう。希望年収に見合い、やりたい仕事ができるのが求人としてベストなので、幅広く求人を見るべきです。

他方、小児科医の求人で頻繁に目にするキーワードが、「託児所つき病院」「時短勤務可能」「週3、4日勤務可」などです。

小児科医は女性医師も多いですが、医療現場は多忙なため、育児や家事など家庭と両立するのが難しいと言われてきました。しかし、女性のライフワークバランス、仕事と家庭の両立を重視する現場が増え、こうしたキーワードが増えています。また、フレキシブルな勤務時間に対応している求人も多く、転職でワークライフバランスを叶えられる求人が豊富であると言えます。

小児科医の年収事情
独立行政法人労働政策研究・研修機構の『勤務医の就労実態と意識に関する調査』p.30によると、小児科医の平均年収は1220.5万円、医師全体の平均年収は1261.1万円ということがわかっており、医者全体の平均年収と小児科医の平均年収はそれほど変わりがないことがわかります。また、同調査p.88では、年収1000万円以下だと給与に対する満足度が50%をきることが明らかになっています。小児科医で転職する際、平均年収や今の年収を目安にするのが良いですが、年収に満足できるレベルとして年収1000万円がラインになることも把握しておくと良いでしょう。勤務条件を重視し、年収を妥協しなければならない際などに、わかりやすい目安になります。

小児科の求人でチェックすべきポイント

小児科の求人でチェックすべきポイントは大きく以下の3つです。

・提示年収、勤務条件
・小児科専門医取得が可能か
・業務負担と忙しさ

それぞれ詳しく解説します。

・提示年収、勤務条件
小児科求人の提示年収は1000万円〜1500万円程度まで幅があります。病院かクリニックか、救急対応があるか、当直が必要かなどで提示年収は大きく変わるようです。そのため、提示年収と勤務条件はセットでチェックする必要があります。例えば転職したのに年収が上がらず、勤務条件が同じであれば意味がありません。そのため、希望の年収、希望の勤務条件を明確にし、それら希望とマッチする求人をチェックするのがおすすめです。「勤務条件はそのままで年収を上げたい」「年収を下げてでもワークライフバランスを重視したい」など希望は様々でしょう。ただ、もし希望にマッチする求人が見つからない、希望年収と勤務条件が合わないということがあれば、医師特化の転職エージェントに相談するのがおすすめです。

・小児科専門医取得が可能か
キャリアアップのため、小児科専門医の取得を視野に入れて転職活動する人は少なくありません。日本小児科学会認定の小児科専門医の取得には、学会認定の研修施設において5年以上の小児科臨床研修が必要です。もし小児科医専門医の取得を目指すなら、学会認定の研修施設であるか、学会認定の要件である指導医数・症例数はクリアしているか、求人でチェックしてください。学会認定の要件にはハードルがあり、施設数も少数なので、「小児科専門医」「学会 認定」などのキーワードで求人検索し、チェックするのもおすすめです。

・業務負担と忙しさ
多くの小児科医は業務過多、多忙であることがほとんどです。中には身体的、精神的に体調を崩している人も少なくありません。そのため、求人検索する際は、業務負担や忙しさをチェックしておきましょう。特に上記でお伝えした小児科専門医の取得を目指したり、小児科へ転科を目指す際は、業務負担や忙しさが今までと大きく異なるケースが多いので要チェックです。

業務負担は職務内容や当直数などによって大きく異なります。そのため、求人において職務内容、当直数をチェックし、業務負担を把握するのが良いです。例えば転職サイトが公開している求人を見ると、職務内容の欄に忙しさや勤務時間、業務負担が明記されていることが多いです。他の欄に書かれていることもありますが、業務負担、忙しさは求人で把握できるので、しっかりチェックしましょう。特に、ワークライフバランスを重視して転職をするなら、職務内容から業務負担、忙しさを把握するには必須だと思ってください。

小児科医の転職体験談

ここまで小児科医の転職活動のポイントについて、転職事情や求人特徴、求人のチェックポイントを解説してきました。では最後に、実際に小児科医として転職した人の体験談についてご紹介します。転職理由別に3名の体験談をご紹介し、転職を考えたきっかけや希望条件、転職先での勤務条件・年収についてお伝えしましょう。

体験談その1:育児・家庭の時間を確保したい(32歳、女性)

前職では、大学病院で専門医取得に向けて勤務を続けていました。しかし、病棟管理や土日出勤、当直など業務負担が大きく、ワークライフバランスを取れる状況ではありませんでした。そして、専門医取得、結婚をきっかけに自身の働き方を見直し、家庭と仕事を両立させたいと考え、転職を決意しました。今まで週5日で外来、病棟管理、検診に従事していましたが、外来・検診のみの週2〜3日勤務できる転職先を探しました。この条件だと求人がかなり絞られましたが、希望にマッチする求人が見つかり、2ヶ所の医療機関で面接を受け、運良く採用していただき、勤務先が決定しました。年収は前職の800万円から700万円になりましたが、家庭も仕事も両立できる職場が見つかり安心しています。また、今の病院では「小児アレルギー専門医」資格が取得可能なので、資格取得・キャリアアップに向けモチベーション高く働けています。

体験談その2:働き方を変えつつ、年収アップしたい(36歳、男性)

前職は医局派遣でNICUに勤務し、専門医資格を取得していました。大学の医局先のNICUで新生児対応をしていましたが、勤務時間が長く、月の半分は家に帰れない状況が続いていました。子どもがいるので、夜はできるだけ家にはいたいと思ったのが転職活動のきっかけです。ただ、年収はアップさせたいと考えていたので、勤務時間・年収に希望を絞り転職活動に臨みました。これまで医局派遣で転職活動は未経験だったので、転職エージェントを利用しました。今までと同じ勤務内容、勤務条件は緩やかに、年収アップということを実現できる求人を一緒に探していただき、今の病院に転職することができています。特に週6日勤務から週4.5日勤務になったこと、遅くても20時頃までに仕事が終わること、年収1000万円から1200万円に上がったことに満足しています。
転職するだけで、これだけ環境が変わり、日々余裕をもって仕事ができることがとても嬉しいです。

体験談その3:小児科の医療を充実・拡大させたい(45歳、男性)

一般病院の小児科で新生児対応に従事していましたが、派閥や学閥、出世争いなど権力闘争が激しい昔ながらの病院でした。医療に専念したい、医療の充実に力を入れたいと考えても、何かと病院の幹部に抵抗を受け、やりたいことや実現したいことは叶わない環境でした。そのような環境を変え、これまでの小児科医としてのキャリアを活かし、より小児科の拡充に力を入れたいと、転職を決意しました。まずは転職エージェントにお世話になり、理事長や病院の理念、施設の充実性、地域における貢献性などを重視し、転職先を一緒に検討していただきました。そして、希望が網羅されている一般病院の求人が見つかり、面接の結果、採用をいただくことができました。まだ転職して間もないので一人でできることに限りはあるものの、理事長の理念に共感し、「将来的にはNICUを開設したいという病院の思いを叶えるため力を貸して欲しい」と言われ、日々ワクワクしながら、医療に向き合っています。

体験談から読み解く!転職成功する秘訣とは?
3名の体験談をご紹介しましたが、他にも小児科医として転職を成功させた人は多くいらっしゃいます。その中で転職成功の共通点は何なのでしょうか?それは「希望が明確なこと」「転職エージェントを上手く利用していること」です。まず、転職する際には希望が明確でなければ、軸がブレてしまい、納得いく転職は叶いません。そのため、希望条件は明確にしておく必要があります。そして、転職成功には何より医師特化の転職エージェントを利用することでおすすめです。転職エージェントでは、あなたの希望条件が明確になるよう、丁寧なキャリアカウンセリングが受けられます。そして、より希望にマッチする求人を一緒に探してくれ、面接対策や紹介先への推薦、面接日程の調整、条件交渉を行ってくれます。多忙な小児科の医師が転職活動をするのは非常に労力がかかります。そのため、転職エージェントを利用し、専門のコンサルタントを頼りながら、転職活動をするのが非常におすすめです。

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