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老人内科の医師転職!失敗しない転職のコツは?体験談もご紹介!

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老人内科の医師転職事情は?

【高齢化の加速】
老人内科医の転職動向を理解する上で、国内の高齢化の動向を理解する必要があります。

厚生労働省が発表した『今後の高齢者人口の見通しについて』によると、65歳以上の高齢者の数は、2025年には3,657万人となり、いわゆる2025年問題と言われている、国民の4人に1人が75歳以上になる社会となります。高齢化は、2042年にはピークを迎える予測(3,878万人)とされています。 また、75歳以上高齢者の全人口に占める割合2055年には、25%を超える見込みで増加傾向です。

また、内閣府が発表した『要介護度別認定者数の推移』によると、要介護(要支援)の認定者数は、平成28年4月現在633万人で、この17年間で約3倍にも増加しました。このうち、軽度の認定者数の増が大きく、増加のペースも拡大しています。これらのように、高齢者の母数および介護が必要な高齢者の数は増加しており、医療介護業界の大きな課題となっています。

【老人内科医の業務内容】
老人内科は、高齢者の健康増進から多病で複雑な高齢患者のマネジメント、さらにはエンドオブライフケアまで、高齢者が持つ幅広い悩みや課題に対する診療を行っています。また、高齢者には、特有の認知機能障害、フレイルなど問題があり、それらへの対応が一般診療ではされにくいため、老人内科医という専門知識が求められます。老人内科医は、高齢者に多い疾患の管理とともに、高齢者の総合的な内科診療を行っています。

【老人内科医が働く場所】
老人保健施設や療養型病院での勤務が一般的です。厚生労働省が発表した『平成29年介護サービス施設・事業所調査の概況』によると、近年増加傾向である老人保健施設や療養型病院の施設数、定員数ともに引き続き伸長しています。

【老人内科医の転職動向】
高齢化社会の到来により、療養型病院、老人保健施設で、慢性疾患の診療や認知症などの対応が求められます。施設数、求人数共に増えており、ニーズが高く市場価値の高いスキルといえます。

具体的な老人内科医の求人は?

老人内科医の具体的な求人の例を見ていきましょう。

【老人内科医の求人数】

■エムスリーキャリア

勤務地:東京/神奈川/千葉/埼玉
検索日:2020年5月20日
勤務形態:常勤
老人内科医の求人数:1096件

■医師転職ドットコム

勤務地:東京/神奈川/千葉/埼玉
検索日:2020年5月20日
勤務形態:常勤
老人内科医の求人数:234件

■リクルートドクターズキャリア

勤務地:東京/神奈川/千葉/埼玉
検索日:2020年5月20日
勤務形態:常勤
老人内科医の求人数:10件

全国で医師の転職エージェントサービスを実施している大手の転職サイトの老人内科医の求人数比較です。前述した通り、療養型病院や介護老人保健施設の求人数が多くを占めます。では具体的な求人情報を確認しましょう。

【求人例:介護施設で働きたい】

介護老人保健施設での老人内科医の業務は、入所者管理が一般的です。また施設の管理者として、医師が施設長を勤めるケースもあります。一般的に病院等よりも年収は低下する傾向にあります。

【求人例:療養型病院で働きたい】

病院での老人内科医の業務は、病棟管理が一般的です。救急対応等も基本的には発生しません。リクルートドクターズキャリアの調査によると、老人内科医師の求人年収は、「1,200万円~1,600万円未満」が62%を占めています。「1,600万円~2,000万円未満」は9.6%で、「2,000万円以上」が1%弱と言われています。

【求人例:高年収を実現したい】

訪問診療は、高齢者の在宅(有料老人ホームや個人宅)に訪問し、診察を行います。訪問診療の老人内科医の求人は比較的高収入の求人が多いです。療養型病院や介護施設の求人数が大半を占める中、高年収の求人を希望するのであれば、訪問診療の施設も要チェックです。

【求人例:ワークライフバランスを重視したい】

療養型病院や介護老人保健施設は、慢性的な疾患の患者が多く、急性機治療を終えた比較的症状が落ち着いています。そのため、老人内科医にとっては、急変リスクが少ないこと、また緊急手術入院などの突発的な残業リスクが少ない環境です。オンコールや当直、休日制度次第ではワークライフバランスを重視して勤務することが可能です。

老人内科の求人でチェックすべきポイントは?

老人内科医が転職する際、求人内容でチェックすべきポイントをまとめます。ポイントは大きく分けて3つあります。

(1)必要なスキルや知識
医療施設や介護施設によって、求められる専門性も異なりますが、原則内科全般を診ることが求められます。例えば、療養型病院では認知症や慢性疾患(生活習慣病など)への対応や、場合によっては 、挿管、人工呼吸器管理なども求められます。介護施設や在宅利用においては、褥瘡や疼痛管理などの知識が求められます。そのため内科だけでなく、勤務先の形態や受け持ち患者の症状次第で、様々な知識が必要になります。

(2)勤務条件
介護老人保健施設は、患者が在宅復帰を目指しリハビリを行うことを目的とした施設です。そのため、症状が落ち着いた患者が多いです。そのため夜間帯は介護職のみでシフトが構成されている場合が多いです。医師はオンコールや当直などで待機します。そのような緊急呼び出しの頻度はチェックすべきです。またその回数が手当てとして、報酬に直結するということも理解しておきましょう。訪問診療や療養型病院でも同様のことが言えます。

(3)医師の人数
療養型病院や介護老人保健施設等、老人内科の経験を活かし転職できる施設は、在籍している医師の数が、総合病院等に比べて圧倒的に少ないです。そのため担当する患者の数が大幅に増える、勤務調整が難しくなるなど影響を及ぼす可能性があります。また病院から介護施設の転職するなど、施設形態が大きく変わる場合、医師の人数が多くサポートが手厚い求人先に転職する方が望ましいでしょう。

 

老人内科医の転職体験談

老人内科医の転職事例を紹介します。

(1)転職事例
民間病院から介護老人保健施設への転職

(2)経歴/年齢
転職時年齢:50代前半

国立大学医学部を卒業し、出身大学の医局へ入局。その後、複数の民間病院での勤務を経験し、現職では管理職を務める。

(3)転職理由
現在は一般病棟で働いており、体力的にも辛くなってきました。医師としてリタイヤするわけではなく、仕事の負担を極力減らし、ゆったりとした人生を歩みたいと考えるようになりました。これまで管理業務や研究業務よりも、現場での患者様とのコミュニケーションを大切にしてきました。転職先によっては、経験年数の観点から、管理業務も推奨される可能性もありますが、自分としてはあくまでも患者との接点を今後も大切にしていきたいと思いました。そのような願いを叶えることができる職場を、病院やクリニック、介護施設等幅広く検討していました。

(4)転職先を選定した理由
介護老人保健施設への転職を決めたのには、3つの理由があります。1点目、これまで老人内科の経験を多く積んできたこと。2点目は、在宅復帰を目指す志の高い患者の支援ができるということに魅力を感じたこと。介護老人保健施設のゴールは在宅復帰です。そのため寝たきりや長期療養の患者が少なく、皆様がリハビリに精力的に取り組まれる活発な施設環境です。現場での、患者とのコミュニケーションを大切にする強みが活かされると考えました。3点目は、自分自身の親の介護経験を活かせる点です。数年間、私自身の親の介護を経験しました。患者様、そのご家族の気持ちに寄り添い、共感し、治療に当たることができるだろうと考え、転職先を決めました。

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