意外に知られていませんが実に多くに医師が休職しています。女性であれば出産育児でやむを得ず休職するパターン、男性であれば留学などのケースもあれば体調不良などのケースもあります。 医師は休職しても天下の国家資格なので多くが復職に前向きなのですが、復職するとなる男性と女性で違いがあるでしょうか? 医師の復職については結論としては性別的にどちらが有利かは難しい問題で一概に言うことはできません。
医師は、基本的に医療機関で患者さんを診断して治療を続けていくことにより、医師としての水準を長期間で高めていくことができます。そのため、どんな事情があっても医師としてのキャリアを中断するということは、医師として大きなダメージになる可能性があります。 しかし、ブランクの期間が短ければ短いほど復職できる職場も多くなっていく傾向にあるので、性別による復職の有利不利は非常に判断しにくい問題であるとこの点からも理解できます。 「男性だから復職しやすい」 「女性だから復職しやすい」というよりは「 ブランクの期間が短いほど復職できる職場も多くなる」と言えます。
実際、外科医として働いていた女性医師の方で、育児に10年間ほど費やしてことでキャリアブランクが形成されてしまい、復職がかなり困難になったという事例があります。一応その後復職研修をしっかりこなして救急救命医として復職されたそうですがやはりブランクと復職は関係があるということです。 また、かつて消化器外科医として活躍されていた男性医師の方で、その後研究職として転職されて10年以上も臨床にブランクがあった方がいましたが、50代で地方にある医療機関の内科医として勤務されているそうです。この方も復職にあたってのキャリアの回復に相当時間がかかったそうです。 このような状況を見ていても、医師としての復職にはブランクがあればあるほどやはり高いモチベーションが求められるということが理解できることでしょう。
もし男女で差があるとしたら「復職にあたりどれくらいの条件を飲めるのかに差がある」ということでしょうか。 男性医師の場合は勤務先の場所については比較的受け入れやすい傾向にあるものの、女性医師の場合は家族との兼ね合いもあって場所が限定的になることもあるでしょう。 逆に年収面では男性医師のほうが高いレートを提示しがちという点もあります。つまり「男性と女性で飲める条件が違う」という傾向はあるということです。男女差よりなにより一番復職に効いてくるのが「ブランクの期間」なのです。
さて、男女関係ない復職にこだわっていくのであれば、やはり転職エージェントへの無料エントリーを進めて行くのがおすすめです。 医師としてのキャリアを長期的に取り戻すことを前提に復職活動を行っていくのであれば、ネットにおける転職エージェントへぜひとも無料でエントリーをしていくことにしましょう。これを利用することで、復職研修に取り組める医療機関とキャリアアップできる医療機関を効率よくチェックしてもらうことが可能になるでしょう。