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職務内容・休日・ボーナスまで満足!市立病院への医師転職事例

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(転職前・転職後): 中小規模の個人病院 →二次救急指定医療(市立病院)
(転職時年齢):30代後半
(転職概要): 元々は中小規模の個人病院で地域に貢献できるということを遣り甲斐に働いていました。しかし、年々多様に変化する地域の医療ニーズに応えるべく、救急患者の外来や入院対応だけでなく、在宅患者の訪問診療まで任せられるようになり、自分自身がやりたい救急医療がおそろかになることに耐えられないと考るようになっていきました。個人病院だからこそ縦割りの仕事ではなくオールラウンドに働けることこそが魅力だったんですが、業務の幅が広がりすぎて、それがモチベーションの低下に繋がってしまい転職を考えるようになりました。転職の意思を固めてから、おおよそ3ヶ月で転職先が決まり、結果的に新たな転職先では、職務内容だけでなく休日やボーナス含む給与などの待遇面でも満足できるのであったので、我慢せずにもっと早くに転職をしておけばよかったとのことでした。 転職先は 市立病院です。
(転職したメリット)
待遇面において、例えば休みについては、私のもともと勤めていた病院は、とくに年間休日が少なく、転職後の市立病院は基本的に土日が休み(医師の場合救急当番などあるので必ずしもその通りではない)になるなど、大きなメリットだったと思います。また、ボーナスについても転職前の個人病院の場合、どんなに黒字経営になったとしてもボーナスが上がることは一度もなく、年末の飲み会の度にボーナスの愚痴を言い合っていて、一方で転職後は倍くらいのボーナスが出ているのでこれもメリットです。(転職前は病院、老人ホーム、訪問看護ステーションなどを抱えた法人で、すべての収益でボーナス決定がされていたので、純粋に病院の頑張りだけが反映されていない環境でした)
また、肝心の職務内容については、規模が大きい病院ではあるものの市立病院という性質上、地域の救急医療に専念できていて最適な環境への転職だったのではないかと思っています。とくに、地域の基幹病院ということと、市からの助成金で成り立っているという面から、希望していた所謂不採算医療と呼ばれる一般救急や小児救急に力を入れやすく、今の方が生き生きと遣り甲斐を感じながら働けているように思います。当然、そこで働く医師たちも同じ志をもっている人が多く、お互いに切磋琢磨し刺激のあるいい環境に身をおけています。
(転職したデメリット)
やはり市立病院というある程度の規模の病院への転職だったため、年齢的にも公務員として市の研修会や医師会などとの連携が、これまでよりもより大変になりました。とくに昨今地域医療連携が強く叫ばれるようになり、市立病院ということもあって、当該市内でのイニシアチブをとる立場からくる責任感だったりはかなりの負担になっています。場合によっては、講演会などで医療従事者や地域住民へ向けて演者として出ることもあったり、そのための資料や打ち合わせなど、やはりここでも本来医師としての救急業務だけではない負担はあります。(そうはいっても、講演会などの必要性も感じていたので文句は言わずにこなしています。)
また、これは医師によるのかもしれませんが、年間休日などが増えたメリットがある一方で、これまでよりも受け入れる救急患者数がかなり多く、また重症患者も一定数いることから、残業や宿直が増え(そもそも定時の概念がなくなっているような印象でした)、仕事の日は寝るだけの生活になることもあり、万事が良しというわけではないですね。

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