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今は売り手市場!麻酔科医の転職体験談

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(転職前・転職後): 静岡県にある公立地方病院の麻酔科→ 埼玉県にある民間病院の麻酔科
(転職時年齢):30代後半
(転職概要): もともと 静岡県出身で 、麻酔科医として地元の地方病院に勤務していました。 地元の医療に貢献したいという思いを持って働いていました。就職した病院は公立病院のため、年収も良い年で800万円前後、公休の日でも緊急手術があれば呼び出しに応じなければならないという状況でした。しかし、結婚するまでの十数年間は、地元で働けることをやりがいに同じ病院で勤務を続けていました。ですが、結婚して子どもを持つようになると考え方に変化が現れ、転職を決意しました。地元の病院は年収も他病院と比べてやすい上、休日でも急な呼び出しに対応せざるを得ないため、子育てに十分に協力することができず、妻や子どもへの負担が大きかったためです。麻酔科医は、成り手が少なく、就職した当初から引く手あまたの状況だったので転職は容易と考えました。各地の病院の麻酔科医の募集を確認し、年収もコンスタントに1,200万円以上を稼ぎ出せ、
週に1回の休みが確実に確保されている埼玉県にある民間病院の麻酔科に、結局転職することになりました。今では、子どもを学費の高い私立幼稚園に通わすことができ、週に1回の休みには幼稚園の送迎などの育児にも協力できるようになりました。
(転職したメリット)
メリット①:給与の改善
私の転職の一番のメリットは給与面での待遇の改善です。麻酔科医は、一般に高待遇であると言われる職種ですが、年収の相場は800万円〜2,000万円程度と、
他科の勤務医と変わらないと思います。そんな中で、コンスタントに1,200万円以上の給与を稼ぐことができる病院に転職できた点は大きなメリットと言えるでしょう。
メリット②:休日が確保できるようになった
また、給与の改善だけでなく、コンスタントに休日が確保できるようになったのも大きなメリットのひとつです。麻酔科医は、人手が不足している一方で、手術や出産など緊急を要する治療に立ち会う必要がある職種です。そのため、一般的に、休日の呼び出しや深夜残業は常態化しており、ワークライフバランスの取りづらさが課題となっています。今回転職した病院でも残業やシフトの変更などはありますが、週1回以上の休みは確実に担保されているため、比較的仕事と生活のバランスが取りやすくなったと思います。その結果、子どもの幼稚園の行事や送迎にも参加できるようになり、家族への負担の軽減にもつながっています。
メリット③:転職への抵抗感がなくなった
今回始めての転職であるため、慣れ親しんだ職場を離れることには抵抗感がありました。 しかし、今回、思い切って転職してみると、働く場所が変わっても自分の活躍できる場を見出し、生活状況も改善することができたため、転職に対する抵抗感はなくなったように思います。今では、より高待遇の病院があれば積極的に転職したいとまで考えるようになりました。
(転職したデメリット)
デメリット①:生活環境が一変してしまう
今回の転職の最も大きいデメリットが生活環境の変化です。麻酔科は、比較的病床数の多い中〜大規模病院にしか置かれていない診療科のため、自分の親しんだ地域の中だけで考えると、転職市場は小さく、選択肢も限られてしまいます。
全国的に考えれば、「引く手あまた」の麻酔科医ですが、転職のたび新しい地域への引っ越しが伴ってしまうと、家族への負担は大きくなってしまいます。
デメリット②:働きがいを見出すことの難しさ
「地元に貢献したい」という思いを持って働いていた自分にとっては、全国市場の麻酔科医の転職は、働きがいの低下につながってしまうリスクもあります。
家族の生活のためと転職を決意し働きがいを見出していますが転職により職場を転々とすることで、仕事へのモチベーションをどこに見出すか、迷ってしまう方もおられるかもしれません。

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