医師転職情報

転職(転科)して年収2000万以上と家族の時間を確保した医師の事例

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(転職前・転職後): 地方大学病院救急科勤務→都内総合病院外科勤務医
(転職時年齢):30代後半
(転職概要): もともとは地方の大学病院で救急科をしていましたが救急科は地方では特に忙しく、時間を決めて勤務し休みはある一定は確保されているとは言え、絶え間なく患者さんの初期治療をしないといけない非常に大変な環境です。しかし地方での患者さんを多く助けたいという思いから、勤務に励んでいました。ただ給料は手取りで月30万円程度。子供も4人いました。家族の時間はフレックスタイム制である程度確保できますが、体力を非常に使い、休日は寝ていることも多かったです。また、救急科はその性質上、初期治療から他の科への振り分けまでを行うため、自分で治療を最後まで行わないことに、医師としての疑問を感じておりました。そうした事情から転職を考え始めました。
子供の環境を考えて、都内の外科に転科し、総合病院へと就職しようと考え動き始めました。今の総合病院では年収も年功序列式に上がっていくため、現在は年収2000万近くまで上がりました。また、上に行けば行くほど当直回数も減っていくため、家族との時間も持ちやすく、子育ても救急科に比べると充実して行うことができるようになります。転職・転科して、非常に満足しています。
(転職したメリット)
メリット①:経済面への優遇
大学病院では、どの医師でもそうですがやはり経済面では相当下になってしまいます。また、地方の大学病院は患者数に対して医師の数が足りないこともあり、ひとりひとりの医師の負担が非常に多くなってしまします。また、子供が増えると、どうしても子供の教育環境や塾や私立の学校を始めとした教育費にも力をかけたくなり、給料として少ないことは同時に家族や子供の成長にもつながってしまします。そうしたことから、転職を考える際に、実際に給料がどう変動するかは重要な要因でしょう。私は転職して給料は2倍以上にアップし、子供4人を養う意味でも大きかったのではないかと思います。
メリット②:時間の確保
大学病院の救急科は、フレックスタイム制を導入しているとは言え、体力勝負であること、論文も定期的に書かなくてはいけません。(教育や研究機関でもあるため)どうしても休日にそうした作業をしないといけないことや、子育てに十分な時間をさけないことにいら立ちを感じていました。総合病院でもある程度論文の執筆をしたほうがよいとは思いますが、大学病院ほどの義務感はなく、自分の好きなテーマで発表することができます。そういう意味で、時間の使い方に余裕ができ、同時にそれが心の余裕につながっているのではと思います。
メリット③:医師として納得した医療の展開
医師として実際にキャリアを進むにつれて、自分が昔思い描いていた理想像と実際の現場での医師のあり方が違うことも多々あるでしょう。私はもともと多くの地方の患者さんを助けたいという強い思いから救急科に入ったわけですが、実際には、治療を最後まで行うことができないというジレンマから外科へと転職しました。そういう意味で、現在は自分のやりたいことがやれるという仕事への満足感は、人生において最も重要な要因なのではと思います。
(転職したデメリット)
デメリット① 医師としてのキャリア
現在は専門医制度があり、どうしても○○科の医師として何年やったとか、何症例経験したとかいった要素が重要になってきます。外科医として転職した場合、その分どうしても遅れてしまうので、部下よりも専門医がとれていなかったりして、恥ずかしさもあるかもしれません。

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