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北大卒で北大系列の基幹病院に入局後に日大系列の基幹病院に転職した医師の体験談

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(転職前・転職後):北大卒で北大系列の基幹病院に入局 →日大系列の基幹病院に入局
(転職時年齢):30代後半
(転職概要): 医大卒業後、そのまま系列の基幹病院に派遣されました。そこはスタッフの待遇はよく離職率は大変低いものの、医師にとっては早朝出勤・残業が当たり前になっており体力的には若者にもきつい職場でした。若いドクターはそれなりに苦労するのはどの病院も同じかと思いますが、ここでは中堅のドクターも同じ状況下で働いています。朝8時前には説明会や会議が始まるなどは当たり前です。他病院への営業ノルマも厳しかったようで、上長であるドクターとよく勤務時間外に病院訪問したり接待したりもしていました。しかしどれだけ頑張っていても、年功序列のためオペを任されることはなく、自分より能力のないドクターの補佐しか任されません。自分が執刀したい、もっと上を目指したい、という思いが次第に強くなり留学を決意しました。日本ではその領域はレベルが不十分で、勉強のため留学先にはその領域に秀でているインドネシアを選びました。そこでは日本と全く違った窓から太陽の光が降り注ぐオペ室でのオペや自らが講演する勉強会、スタッフとのコミュニケーション方法をじっくりと学びました。帰国後はその経験を買われ、お世話になっていた関東の教授のお誘いの元2度目の入局を果たし、関連病院で役職付きで勤務しています。
(転職したメリット)
メリット①
転職前より収入がアップしたこと。具体的には2つの病院を任されたこともあり、役職手当も含めると収入は100万ほどアップしました。
メリット ②
より自分の力を試すことができる場所でチャレンジできること。北海道では難しかった最先端の治療や難治例を経験したり、学会や製薬会社の講演会にも参加しやすくなったり大変勉強になる。日本で3本の指に入るドクターになる、という夢に一歩近づくことができた。
メリット ③
部下やスタッフのマネジメントを学べること。今までは使われるだけ、ただ日々を乗り切るだけ、であったが今はマネジメントの勉強も始めた。「メンタルヘルスマネジメント検定」を受けるなど精力的に勉強している。
メリット ④
その科の死亡率を下げるというミッションを与えられたこと。教授に派遣された病院でのオペ後の予後が芳しくなく、それを改善するように仰せつかったため使命感をもって仕事にあたることができている。また、これを達成することで自分がさらに上の段階に行くことが出来る、というのが約束されているため精力的に仕事ができる。
転職したデメリット
デメリット①
休みが取れにくくなったこと。責任ある立場を任されたので仕方ない部分もあるが、病院がある区域からあまり外に出にくくなってしまった。急変する患者も多く緊急オペが入ることも多いため、家族や友人との時間をとることが難しくなってきた。
デメリット ②
自分の希望の土地では働けなくなったこと。すでに家族と住んでいるのであればその土地を離れなければならず、子どもがいる場合には大変である。私は少し北海道に執着があったので転職のデメリットかと思います。
デメリット ③
その科の死亡率を下げるというミッションを与えられるなど責任の比重は上がった。メリットにも上げたが、前の病院に勤めていた時より患者の命に関して責任が重くなったため、患者の少しの変化にもすぐ対応できるように常に心がまえをしなければならない。携帯も手放せなく、落ち着ける時間があまりない。
デメリット ④
2つの病院を任されているため、病院間の違いによるストレスがあること。今までは1軒の病院にのみ集中すればよかった。 しかし現在はメインの病院と週1ネーベン先という違いはあるものの、どちらも重症の患者がいるため気を抜けない。

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