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大学病院から個人クリニックに転職した医師の体験談

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(転職前・転職後): 都内大学病院内科勤務→都内の個人クリニックの心療内科医
(転職時年齢):30代前半
(転職概要): もともと、大学病院の内科医として働いていたのですが、大学病院では利益追求と、新技術に関する研究などに重点が置かれていました。そのため、患者の立場に立って思いやりのある業務ができなかったように感じていました。医者として、これでよいのか?と疑問を抱える毎日が続いていました。また、家庭を持つ身として、残業や休日出勤が多いこともネックになっていました。そんな毎日が続くうちに、転職サイトに相談をするようになりました。大学病院のような大きな施設ではなく、街中にある医院やクリニック、診療所などに勤めて、地域密着型の医療展開をした方が良い気がして、その旨をアドバイスしてもらっていました。患者の心のケアをとても大切にしてきたので、心療内科医として再出発してはどうかと提案もされました。結局最初に登録した医師の転職サイト(メディウェル)で、転職先を探し始めました。独立も考えましたが開業するほどの資金や勇気はなく、結局小さな地域密着型の医療機関を探して、面接を受けました。転職サイトを使って半年後くらいに、転職を成功させました。
(転職したメリット)
メリット①
医師が転職する代表的なメリットは、自分の市場価値を再認識できることではないでしょうか。自分の市場価値を再認識することで、それに適した職場を見つけられます。また、転職にあたって収入面の条件も重要です。転職する際には自分の市場価値を正しく理解することで、もしかしたら、年収がアップするかもしれません。転職をする医師は前の職場に不満を持っているものです。例えば、残業が多いなどの労働条件などが挙げられるでしょう。転職をすることで、そんな条件も満足できる環境にて働ける可能性が高まります。私はそうでした。
メリット②
医師としてキャリアアップを実現できる可能性があるというメリットもあります。最近は、医長や科長、部長、副院長、院長など医師にとっては様々なポストがあります。専門医の資格と豊富な経験を持っている医師であれば、民間病院に移ることで、医長や部長として役職について専門外来を開設できたり、診療部門の長として病院の業務効率アップなどに貢献できるというキャリアパスもあります。ただし、役職に就くためには、それなりのスキルと経験が必要となることは覚悟しておいたほうがいいですが。私も自分の中ではキャリアアップと思っています。 地域密着型の医療機関は理想の職場です。
(転職したデメリット)
デメリット①
小さな医療機関などに転職をすると、患者からダイレクトにクレームを言われる機会も多くなります。例えば顔周りの手術をする整形外科医などの場合、目鼻立ちなどの印象を与える、重要な部位の施術となるため、ちょっとした違和感により患者からクレームを言われることもあります。特に小さな医療機関で働く場合は、患者のクレームに対応する心構えが必要です。私は心療内科なので特にそのデメリットは感じます。
デメリット②
医師が転職する時のデメリットは、これまで培ってきたキャリアがたたれてしまう可能性があることもあると思います。自分も大学病院を辞めるのは悩みました。新しい医療機関に所属すると、実質ゼロからのスタートになることもあるのがデメリットですね。これを避けるためには、医師の転職サイトなどに登録して、そのキャリアアドバイザーから、転職先に対して、本人をアピールしてもらう方法があります。私はそうしました。なるべくキャリアが分断されない範疇内で転職できるよう相談しました。

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