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医師がうつ病になり休職・転職した実話を紹介!

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医師の中には業務が激務であるため、うつ病になってしまう方もいます。夜勤や残業、人間関係、職務の責任の重さなどは、心理的にも負担が大きく、医師という職業であるため、人に相談することが出来ず、一人で悩みを抱えてしまう、という可能性があります。そのような状況になってしまうと、なかなかそこから抜け出せなくなってしまう危険があるため、早めにそのような状況を解消できるようにしておくことが望ましいといえます。もし、何かストレスを感じる要因があるのであれば、出来る限り現在の職場で何が最もストレスになっているのかを考えたうえで、真剣に転職を考えることも一つの方法といえるのではないでしょうか。 うつ病は、行動自体も消極的になってしまい、自分を余計に追い詰めてしまう危険性があります。そのような状況になってしまってからでは、結果として次の転職先も現在の仕事も失ってしまう可能性があります。

ここでは「医師がうつ病になり休職・転職した実話」を紹介します。 実際に、労働時間が長いことや、夜勤などが続く、人間関係のプレッシャーが大きくなってしまう、などの要素はどの医師も感じることが多いので「うつ病かどうか」を自覚してない医師もいるようです。下記の体験談をお読みいただき「ご自身のうつ病テスト」にもつなげて頂ければと思います。

私は、国立病院にて勤務内科医として勤務していた男性医師Kと申します。私は研修医時代を過ごしてから、その後ずっと国立病院における勤務を続けてきました。国立病院と言うと、公務員的なイメージがあるためにお役所的なイメージを持たれがちですが決してそんなことはありません。私は総合内科医と言って、毎日とても多くの外来患者さんの診察をさせていただいていましたが、一般的に初診の患者さんはもちろん、一般のクリニックで治らなかった方なども数多く来院されます。特定の疾病に対する診察ではないです。国立病院の医師は民間の総合病院と比較しても人材が非常に手薄で、それは運営規模縮小と言う国の方針もあって毎年さらに深刻化している状況と言えるでしょう。私はそんな中で「無気力症候群」「うつ病」を発症してしまったのです。最初は気付きませんでしたが最終的にはサインバルタやデパスなどの処方薬を飲んでいました。当時は嫁にも精神的に負担をかけて迷惑をかけました。最終的には「休職」ということになりました。

4か月ほど「休職」したころそろそろ復職できるかと考えて元々の医局に戻ろうかと思いましたがまた「うつ病」になっては困ると思い思い切って医局を辞めることにしました。医師転職サイトいくつかに登録しました。リクルートをメインで使いましたが、担当してくれるコンサルタントさんはかなり医師の転職実績を持っている方で、国立病院から民間病院への転職は全く珍しくないとおっしゃってもらいました。ただ一般病院の内科医への転職は、総合病院よりも競争力が高いこともあって若干難しい現実もあるようでした。転職の条件としては労働環境が緩やかなところ、プライベートに余裕がもてるところを希望しました。数十個の候補の中から色々吟味した結果、週4勤務のある民間病院にいくことにしました。今では「うつ病」は治りましたが、医局を勇気をもって退職したのが人生の分かれ道だったとおもいます。

「うつ病」の医師の実話ですが、 給与などの条件だけで見てしまうと、どうしても仕事先の条件も限られた条件に絞り込まれてしまう可能性がありますが、この方は「労働環境優先」で仕事を探した結果、「うつ病」でも働ける職場にいけたようです。もし「うつ病」を発症しても、一旦休職するとか具体的に自分で納得できる条件で転職を検討をすることで仕事復帰が可能になります。「このような条件であれば納得して転職を進めることが可能」ということが分かれば、うつ病のような深刻な精神状態から脱却する、もしくは予防することも十分に可能です。

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