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30代の医師転職体験談

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(体験談1)健康に黄色信号!32歳で大学の医局を離れて転職

私は大学の医局に所属し、主に大学病院にて呼吸器内科を専門として勤務していた男性医師Jと申します。研修医として他の医療機関で臨床研修として勤務した後、専門的な医療知識を更に学ぶために母校の大学医局に入局しました。しかし大学の医局に入局してからというものの、通常の内科医としての勤務だけでなく研修医の指導などもあって多忙な日々が続いていきました。信じられないかもしれませんが色んな専門的な臨床が出来る反面、様々なレポートなども上司に書かなければならないので徹夜で職場に残って作業する時もあるのです。そのような多忙な生活が続いていったことで、私の健康状態も次第に悪くなっていくことになりました。顔色も次第に悪くなって来たのか、同僚医師や家族からも指摘されるようになって行きました。さすがにこれでは本当に医者の不養生になりかねないので、大学の医局を退局することにしました。

それでも、医局はなかなかやめることができないのが現状で、健康上の問題でということで何とか退局に持って行くことに成功したのです。その後、離職して1か月ほどは休養期間として転職活動に当てることに決め、ネットで目に付いた求職エージェントに無料登録してみることにしたのです。私の知り合いの医師も大学病院を退職して民間の医療機関に移った例は多く、一般の方からすると意外に思われるかもしれませんが民間の医療機関の方が待遇は公的な医療機関よりも高いことが多くなります。ただ、民間の医療機関は経営状態がバラバラなので、自分にとって条件の合う職場を探して行くとなるとしっかりと吟味して行かなければなりません。ある日、紹介された求人の中に総合病院の勤務医があり、労働条件等を確認してみると月5回程の当直があることがわかりました。一般病院における勤務医の求人もあったのですがやはり少しでも臨床案件が多い方が良いですし、将来における開業を考慮した場合に30代に総合病院の勤務医として活躍する方が良いのではないかと感じました。結局、エージェントさんと一緒に総合病院へ面接に行くことになりまして、面接を担当していただいた内科の医長さんによると当直後の次の日にはきちんと休めている実績が多いということで少し安心しました。また、医師同士の勉強会や交流会も定期的に開いているということで入職に興味を持ちました。その後、内定の連絡が入り今に至ります。

(体験談2)34歳で大学の医局を離れて整形外科病院へ転職

私は、大学医局に属して大学病院に勤務していた男性整形外科医Tです。拠点病院と言う立場の職場に勤務していることから毎日非常に多くの患者さんのオペを行わなければなりませんでした。整形外科医と言うと、運動能力のある若い患者さんが多いと思われるかもしれませんがそのほとんどは足腰の不自由な高齢者です。そのため、通常のオペ以外に緊急のオペをすることも多く、当直時には非常に体力を消耗することも多くなります。 また、1日休日のローテーションに当たっても報告書類や研修医の評価関係の書類などの作成を行うことも多いので、時折呼び出しをもらって職場に駆けつけることも珍しくないのです。それでも、私自身もこの整形外科医と言う仕事に対して少なからず誇りを持っているので多忙な中でも続けてくることができたのですが、さすがに疲労が取れない日々が続くようになったことで私も健康にこだわることができる職場への入職を希望するようになりました。

ただ、私の頭の中には整形外科医として高度な医療環境で勤務できるのは、大学病院ほど恵まれたところはないと思っていることもあって、転職後に良好なキャリアを積みにくくなるのではないかという心配がありました。そのような転職に対して迷いのある状況でネットで転職エージェントサービスに無料登録をしたのが転職活動のスタートでした。まず最初はエージェントさんから綿密なヒアリングを実施してもらい自分の希望にかなう職場があるかアドバイスをもらいました。そこでキャリアアップできる職場がかなり多くなるという見込みをいただいたこともあって非常に自信を得ました。できるだけ当直などの業務が発生しない職場を最優先に探してもらい、さらに専門的な実績の高い整形外科病院を望んでいると伝えました。その後しばらくして、地元で整形外科とデイサービスセンターを併設している整形外科を紹介してもらいました。高齢者の治療やリハビリだけでなく、別個に在宅医療の患者さんのリフレッシュまでも行うトータルなサービスを提供している一般整形外科病院です。 病床が20程度あるので、当直も存在しているのですが月に2回程度のようで体力的にも耐えられる感じでした。医局を辞めるために1か月間待ってもらいましたが無事転職できました。

(体験談3)ステップアップを目指して!37歳で専門医を目指して転職

私は総合病院の外科病棟で胃腸科を専門に勤務医をしていましたが、将来的には、消化器外科としての専門医認定を受けたいと思っていました。このまま今の総合病院に勤めても良いのですが、やはりステップアップを考えて、胃腸科の外科手術を専門的に行うことができるクリニックなどへの入職を考えていました。

そこで、忙しい中でスピーディに転職を進めて行くために、私は転職サービスへの無料エントリーを行っていくことにしたのです。その後コンサルタントさんにもパーソナルにヒアリングを進めてもらいましたが、内視鏡検査や手術を専門に行っているクリニックを中心に外科医は非常に高いニーズがあるとのことでした。最近では定期的に内視鏡を使って胃腸の検査を行う流れが定着してきているので、クリニックの外科医であってもいろいろな患者の胃腸を見ることができるチャンスも非常に大きくなっています。基本的に計画的に検査やオペが組まれていることや、手術後の入院は提携の総合病院にお願いするケースが多いので当直などの業務が発生することはほぼありません。そんな中、私は地元にある外科クリニックの求人紹介を幾つか受けることになりました。結局胃腸科以外にも呼吸器内科も設置しているクリニックに転職がきまりました。

(体験談4)人間関係に限界!38歳で医局を辞めて転職

私は出身大学の医局に在籍し、大学病院にて循環器内科医として勤務していました。循環器内科って言うとどんなことを行うのかが分からない部分もあると思いますが、主に心臓疾患や血管異常などについて薬物投与などを中心に内科治療を行っていきます。心臓血管外科とは大きく関わりのあるところでありまして、外科手術後の経過治療なども行いますので外科医との連携が非常に求められます。ただ大学医局に居ますと非常に面倒なことが多く、教授の指示は絶対的というのがその1つです。私も医局に入って9年近くが経っていて、それなりの役割を得ていましたが上からの様々な理不尽な指示も非常に多くなっていました。そのため、心の中にわだかまりが出来てしまって、転職を考えるようになってしまいました。しかし正直言って、長年勤めた医局に合理的な退職理由を呈示できるのか?また新たな職場を探して行くことはできるのか?など大きな不安があったのを覚えています。 私は具体的に医局を辞めるにあたりネットでは評判の高い転職エージェントに登録を行っていくことにしました。エージェントさんによると、私のように医局からの離職に悩む方も非常に多いということです。その後エージェントさんから、地元に戻る前提で就職を進めて行くことであれば医局からの離職も非常に容易だということをアドバイスされまして、地元若しくは地元に近い地域にある医療機関への入職を模索していくことに決めました。そこで紹介された求人の1つが、地元にある循環器内科の専門クリニックでした。そこは大きな医療機関と提携していて、外科手術を終えた患者さんの術後経過治療を行っている医療機関となります。大きな医療機関では待ち時間が非常に長いことも問題視されていて、専門クリニックで行えない心臓血管の手術などを大病院で受け持つ以外はその後すぐにクリニックでの術後継続治療を勧めることが多くなります。そこは、その受け皿となっている医療機関なのです。私はエージェントさんと一緒にその地元のクリニックに面接に参加させてもらったのですが、その後無事に採用していただくことになりました。今の職場にも実家に帰るということで退職願を出したところ、何とか無事に受理されました。

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