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医師が医局を辞めるデメリット

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医師が医局を辞めるというのは一大決心でしょう。医局を辞める原因としては、たとえば後期研修が修了したときや学位や資格試験を取得した後などのタイミングもありますが、実際には深夜のオンコールでの呼び出しが頻発したり、長時間勤務による心身の疲労があったりしたときが多いでしょう。地方病院への転勤命令が続いて、将来への不安が増大したときなども考えられます。何にせよ、安定した人生を望んだ結果としての医局の退局という選択に踏み切ったと言えます。

医局を辞めた場合には、多くのデメリットが発生することが予想されます。たとえば出身大学の医局の教授との不仲などによる退局であるなら、医局のすべての人脈を失うことになります。医師業界は狭く、退局した後も学会で顔を合わせるようなことも起こってくるでしょう。そのときには非常に気まずいことになります。また開業するにあたっても、大学の医局に所属していたことを公言できなくなることもあります。そうなると若い医局員を人材として紹介してもらえなくなってしまいます。医局に口の悪い人物がいた場合には、様々な噂を立てられてしまう可能性もあります。悪意に満ちた表現でレッテルを貼られることもあります。さらに、医局を辞めることによって大学とのつながりが失われますので、最先端の医療情報や技術に接する機会がなくなってしまうこともあります。一生が勉強と言ってもいい医師にとってはかなりの痛手となる可能性があります。

医局を辞めるにあたっては、それなりに準備が必要になります。現実は激務に疲れきったとか、地方病院のたらい回しをいい加減にして欲しいなどの理由があったとしても、それを素直に出してしまうことは問題を大きくするばかりで得策ではありません。ここは他人が反論できないような理由を挙げていきましょう。たとえば身内の健康上のことを理由としてもいいですし、両親の介護の問題を挙げてもいいでしょう。親が開業医であるなら、それを継承したいと言うのもいいですし、女性医師なら結婚や出産は理由として充分に通用します。実際には医局の教授としても、こうした理由が建前に過ぎないと分かっていることも多くあります。

とはいっても個人的な理由であるため、あまり踏み込んではきません。また、すぐに辞めるのではなく、まず根回しから始めましょう。個人的な悩みがあることを日頃から口にしていることです。両親の介護を理由にしたいのであれば、介護で時間を取られて大変であるということをそれとなく言うようにしましょう。教授と仲の良い人などに相談するのも良い手です。

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