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医師が転職して院長・副院長職になる方法

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医師としてのキャリアも積み、今や勤務している病院の中でも古株になった。役職にも順当に付いてきた。そんなとき考えるのは、今の道で医師として生涯腕を磨き続けるのか、それとも病院の経営者になって病院を切り盛りしてみたいと思うのかといったことも1つにあるのではないでしょうか。

上記の2つのどちらかを選択するだけで、今後の医師人生の方向性はかなり違ってきます。単純なことを言えば、医師としての腕を磨く前者なら技術者・経営全般に着手する後者なら経営者と、同じ医師でもその業務におけるスタンスは全く変わるのです。このベクトルの違いは、医師の皆さんが将来に抱いているビジョンから浮かび上がって来るものだと思われます。

医師求人において、募集の最初の段階から「院長職・副院長職」を募集しているところもあります。 クリニックでも院長を募集していたり、高齢者施設の管理者の求人を出したりしているケースは数多くあります。実際に院長になるには開業して自分でそのクリニックの院長となるしかないように思う人も多くいますが、そうではない方法で院長になることが可能です。 転職サイトを見てみると事例としては、その病院の管理職ポストが定年を迎えたための入れ替え・または人事異動などのための人員補充などの事例が掲載されていました。つまり病院の管理職ポストは、その病院で何十年か勤続している医師がエスカレーター式に出世していくパターンが全てではないのです

院長・副院長はスタンスとしては経営者ですが、その施設の管理者である前に医者というわけです。医者が社会人として働き始める前の段階、つまり医学部で学んでいるときは、当然のことながらそこでメインで学んでいるのは医学であり、経営学ではありません。院長・副院長といったポストは、皆一律に経営学に明るくない医者の中から、キャリアはもちろん経営手腕が抜きん出ている方が選出されるのです。スタート地点で皆が一律に経営を学んでいるわけではないスタートから考えると、ただキャリアを積めば辿り着けるものではないことがわかります。だからこそ、事業所は外部から優秀なベテラン医師を迎え入れようとしているのです。

そこで、長年医師として実績を重ねて来た方の最終ステップアップのチャンスです。院長ともなれば言うまでもなく施設の長です。単純に実績としてその役職を職歴に記すことにもなりますし、深い志を持つなら自分の理想の医療現場を構築できるチャンスでもあります。医師求人情報誌やサイトでも、積極的に院長・副院長を募集している病院を多く見かけます。医師免許を取得してからの臨床経験年数などの条件は各施設によって違いますが、それぞれよりよい医療現場を造ってくれる優秀な経営者を求めているはずです。待遇も各々施設によりますが手厚くされていますので、病院の運営にご興味があればぜひ挑戦していただきたいものです。

「雇われ院長」からスタートするのはローリスク?

上記で説明したいわゆる「雇われ院長」は、たとえば経営に成功した病院が分院を展開するにあたって、院長を求人として出す場合もありますし、大規模病院が母体となってサテライトという形でクリニックを設置するような場合もあります。どのような病院やクリニックであれ、医療機関には院長や施設管理者が必要です。もし自分で開業しようと思えばお金もかかりますし、経営が立ちゆかなくなった場合には問題が発生します。医療機器の購入費などの支払が滞ってしまっては何にもなりません。そういったことを懸念して、なかなか病院を辞められない・独立できないという医師も多いですが、「雇われ院長」であればそういったリスクは軽減されます。「雇われ院長」になれば当然のことながら経営者としての仕事も求められることがありますが自分で開業する大変さと比べたら小さなものですし「雇われ院長」であれば大きな負うことなく院長になることが可能です。

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