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産業医の仕事の流れと残業

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常勤の産業医として働く場合、労働条件は勤務先の企業で設定された労働条件が適用されます。一般の社員と同じ条件で働くということであり、勤務時間も同じことです。残業時間についての規定も企業の規定に倣って適用されますが、産業医は残業がほとんどない職種といわれています。定時内に勤務を終えることができるため、一日の予定を立てやすいことが魅力です。求人情報には勤務時間の記載はあっても、残業時間について詳しく書かれていない求人も多いため、応募する場合は事前に直接問い合わせをするか(エージェントに依頼することも可能)、面接の時に面接官に対して残業の有無について聞いてみましょう。労働条件のことなどは面接の時にはっきりと聞いても大丈夫です。通常の病院勤務と違って、オンコールや当直は仕事内容に含まれませんので求人情報には記載されていませんが、残業は場合によっては発生することもありますので、最初の段階でしっかりと確認しておくことが大切です。

産業医は企業で働く社員の労働衛生管理や健康管理が主な仕事になります。休職中の社員との復職面接や、職場巡回、残業時間が多い社員に対しては面談を行って、メンタル面でのケアなどを行います。朝、出社したら1日のスケジュールを組みますが、社員から直接メールで健康相談や面接依頼が届いていることも多く、その数によっては1日のスケジュールに入れられないこともあります。職場の労働衛生を管理する立場の産業医がすすんで残業時間を増やすことを企業は好みませんから、大抵の場合は定時に帰社できるようにスケジュールを組んでいきます。しかし、人を相手にする仕事ですから、時には残業となることもあります。産業医の残業について、企業がどのような考えを持っているかは最初に確認しておきましょう。勤務地とは離れた地域に勤務する社員との面談などは、多くの場合、産業医の元へ社員がやってきます。遠くへの出張などもほとんどないため、大幅な残業が発生する可能性は低い働き方といえます。企業内診療所で診療も仕事内容に含まれる産業医の求人もありますが、こちらも診療時間は定時勤務時間内に設定されていますので、残業はほとんど発生しないと考えてよいでしょう。

嘱託で産業医として働く場合には、よほどのことがなければ残業は発生しません。企業の決めたスケジュールに合わせて企業を訪問し、面談や職場巡回を行っていきますので、大きなトラブルなどがなければ決められた時間内に終了します。

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